空手と柔道のハイブリッド、空道
空道の歴史
空道は極真空手の全日本王者である先代塾長・東孝によって、1981年に仙台で設立されました。
当初は格闘空手・大道塾という名称で、顔面への手による攻撃を、スーパーセーフを導入して解禁した事に加えて、柔道的な投げ技、更には頭突き・金的攻撃までも盛り込んだ超実戦空手として名を馳せました。
古来の空手に伝わる形稽古や伝統的な基本稽古を廃し、組み手立ちによるボクシング的な手技の基本稽古・移動稽古や、ウェイトトレーニングを積極的に取り入れた大道塾はいつしかはみだし空手、などと呼ばれる様にもなりました。
それから20年、2001年に第一回世界大会を開催するに当たり、様々な流派が乱立する空手から一線を引き、「空道」という名称の新たな武道として再出発を果たす事となりました。
それから空道は世界に広がり、現在は日本だけでも競技人口は1万人、世界では10万人を超える人々が空道の稽古を行っています。
地方大会・全日本大会に加えて大陸大会・世界大会も積極的に開催されており、最高峰である世界大会については、2023年5月時点で第6回まで開催されています。
空道の技術体系
空道の技術は先代・東孝塾長が学ばれた空手・柔道をベースに作られています。
パンチの技術についてはボクシング的なジャブ、ストレート、アッパー、そして空手・ムエタイの肘打ち、蹴り技については空手的な前蹴りや回し蹴り、組み技については柔道的な道着を掴んでの投げ技に加えて、首相撲やタックル等も練習しています。
これに加えて、道着を掴んでの打撃や、頭突き・金的蹴りといった空道特有の技術も学ぶことができます。
この打・投・極といった技術の幅広さと、それらをミックスする事で体力差を覆せる点が空道の大きな魅力と言えるでしょう。
関西宗支部の稽古
関西宗支部の「宗」とは宗家を意味する言葉です。
先代・東孝塾長から直接指導を受けた指導員が先代から学んだ技術・意志を直接伝える事を目的としています。
空道を通じて心・技・体を鍛え上げ、人生を歩む上で襲い掛かる困難に打ち勝つ人間になれる事、自分の為だけではなく、人の為、社会の為に寄与できる人間となれる様、一緒に稽古をしていきませんか。